ANAカードの2枚持ちはできるのか?
「ANAカードを2枚以上持てるか知りたい。。。」
「何枚もANAカードを保有した方がお得なの?」
こんにちは!当サイト管理人のあなっさんです。
ANAマイルを貯めるときにANAカードは欠かせないアイテムですが、果たしてANAカードは2枚以上持てるのか?
答えは・・・Yesです!
実は、ANAカードは最大9枚まで持つことができ、複数のANAカードを持つことで、入会・継続ボーナスなど大量のマイルを貯めることができます。
・・・とはいえ、複数枚のANAカードを持つためには、色々な条件があるため、どのカードを選んでも良いわけではありません。
また、ANAカードを2枚以上持つことが、あなたにとって本当にお得になるのか?も考えなければ、カードの年会費などで損をすることも・・・
そこで、このページでは、ANAカードを2枚以上持つための条件や、複数枚持つことのメリット・デメリット、各カードで貯めたANAマイルを合算する方法などを解説していきますね。
あなっさんオススメのANAカードの組み合わせ
まずはANAカードを2枚以上持つときに、どのカードを優先的に選ぶべきか?
あなっさんは以下の3つのポイントを考えて、ANAカードを選ぶことをオススメしています。
- 年会費が安い
複数枚持つことでの年会費の負担を抑えるため - 国際ブランドが異なる
国際ブランドを変えることで、カード払いができるお店の数を増やせる - 交通系提携カードを選ぶ
基本スペックは一般カードと同じなので、交通系提携カードの方が特典が充実しており、お得になる!
以上の3つのポイントを意識してANAカードを選んでください。
そして、具体的にベストなANAカードの組み合わせを紹介するのであれば、「ANA To Me CARD PASMO JCB」と「ANA VISA Suicaカード」がオススメです!
では、それぞれのカードの特徴を簡単に解説しますね。
ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)
年会費が安いコスパ抜群のANAカード
東京メトロ・PASMOの利用で、大量にマイルが貯まるから大人気!
JCBブランドのANAカード。年会費2,200円(税込)で使えるので、ANAカードを複数枚持っても、年会費の負担が抑えられます。
基本的なカードスペックはANA JCBカードと同じです。それに加え、東京メトロに乗るとポイントとマイルのダブル取りができたり、PASMOのオートチャージでもポイントを貯められたりします。
VISAよりもマイルへの移行手数料が安く、かつ新規入会で大量のマイルがプレゼントされるのも魅力!
ANAカードを2枚以上持つなら、このカードがイチオシ!特に東京メトロ圏で働いていたり、遊ぶことが多かったりする方は、絶対このカードです!(今なら初年度年会費が無料!)
初年度年会費 | 無料 |
---|---|
年会費(2年目以降) | 2,200円(税込) |
マイルへの移行手数料 | 5,500円(税込) |
マイル換算率 | 100円=0.5~2マイル |
ポイント有効期限 | 2年間 |
入会ボーナス | 1,000マイル |
継続ボーナス | 1,000マイル |
フライトボーナス | 10% |
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- 新規入会ボーナスで1,000マイル
- 入会から9月30日までのカード利用額に応じて最大15,000ポイント(15,000マイル相当)
もちろん、カード利用で通常ポイントも貯まるので、仮に100万円のお支払いをした場合には、プラスして10,000マイル(10マイルコース)もゲットできます!
合計21,000マイルが一気に貯まる超お得なキャンペーンです。この機会を絶対お見逃しなく!
ANA VISA Suicaカード
ANAカード最安の年会費826円(税込)
年会費が安いので、複数枚持つときのサブカードとしてオススメ!
VISAブランドのANAカード。基本のカードスペックはANA VISAカード(一般)と同じです。
このカードの最大の魅力は、リボ払いの設定をすれば、年会費を826円(税込)にできること。
年に一度だけリボ払いをして年会費を下げることができれば、ANAカードを2枚以上持ったときの年会費の負担を抑えることができます。
また、Suicaへのオートチャージでもポイントが貯められるため、普段からSuicaを使っている方にもオススメですよ。
初年度年会費 | 無料 |
---|---|
年会費(2年目以降) | 2,200円(税込)→826円(税込) |
マイルへの移行手数料 | 6,600円(税込) |
マイル換算率 | 100円=0.5~2マイル |
ポイント有効期限 | 2年間 |
入会ボーナス | 1,000マイル |
継続ボーナス | 1,000マイル |
フライトボーナス | 10% |
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上記2枚であれば、年会費を抑えつつも、ANAマイルをガッツリ貯めることができるんです。
ANAカードを2枚以上持ちたいと考えている方は、この2枚から手に入れることをオススメしますよ!
では、次にANAカードを2枚以上持つための条件などを解説しますね。
ANAカードを2枚以上持つときの条件
ANAマイルを貯めるときにはANAカードを使うことが鉄則です。
ANAカードは通常のカード払いで「100円=1マイル」を貯められる、フライトボーナスでマイルがプラスされるなど、ANAマイルを貯めたい方には欠かせないアイテム。
このANAカードですが、実は2枚以上持つことができます。
さらに言うと、ANAカードは最大9枚まで持てるんです!
9枚のANAカードを持てば、新規入会・継続ボーナスだけでも毎年10,000マイルを貯めることができるなど、爆発的にマイルを貯めることができます。
ただし、ANAカードを2枚以上持つときには「どのカードを選ぶか?」が、とっても大事なポイントになります。
なぜなら、カードによっては複数枚持つことができないものもあるからです。
具体的にANAカードを2枚以上持つときに知っておくべき条件は次の通り。
- カード発行会社が異なること
- 三井住友カードはVISA・Mastercardそれぞれで発行可能
- 交通系提携カードは発行会社が同じでもOK
それぞれについて簡単に解説していきますね。
カード発行会社(運営会社)が異なること
まず、ANAカードを複数枚持つときにはカード発行会社(運営会社)が異なっていることが条件となります。
ANAカードを発行しているのは、具体的に次の4つの会社です。
- 三井住友カード
- JCB
- アメリカン・エキスプレス
- ダイナース
これら4社から発行されているカードは同時に持つことができます。
逆に言えば、同じカード会社から発行されているカードは、一部例外を除いては、基本的には同時に持つことができません。
例えば、JCBから発行されている「ANA JCBカード」「ANA JCBワイドカード」「ANA JCBワイドゴールドカード」「ANA JCB カードプレミアム」は2枚以上を同時に持つことはできないので要注意です。
三井住友カードはVISA・Mastercardそれぞれで発行可能
先ほど、同じカード会社から発行されているカードは、同時に持つことができないと解説しましたが、一部例外があります。
その1つが三井住友カードから発行されているANAカードです。
というのも、三井住友カードでは2種類の国際カードブランドのカードが発行できます。
具体的には次の2つです。
- ANA VISAカード(一般・ワイド・ワイドゴールド・プラチナ プレミアムカード)
- ANAマスターカード(一般・ワイド・ワイドゴールド)
これらのカードは国際カードブランドが異なるため、同じ三井住友カードから発行されていますが、同時に持つことができます。
例えば、「ANA VISA一般カード」と「ANAマスターワイドカード」であれば、2枚同時に持てるということ。
もちろん、VISAとMastercardとでブランドが異なれば、一般・ワイド・ワイドゴールド・プラチナなどの組み合わせは自由ですよ♪
交通系提携カードは発行会社が同じでもOK
同じカード会社から発行されている場合で、もう1つの例外として、2枚以上のANAカードを持てる条件があります。
それが「交通系提携カード」はカード会社が同じでも複数枚持ちができるということ。
交通系提携カードとは次の4枚です。
- ANA To Me CARD PASMO JCB
- ANA VISA Suicaカード
- ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード
- ANA VISA nimocaカード
これらのカードはJCBや三井住友カードが、東京メトロや東急、JR東日本などと提携して発行されているカードのため、カード会社が同じでも複数枚持ちができます。
そのため、「ANA JCBカード×ANA To Me CARD PASMO JCB」や「ANA VISAカード×ANA VISA Suicaカード」などの組み合わせでも持つことができるんです。
実は、少し前までは同じカード会社から発行されている交通系提携カードとの複数枚持ちはできませんでした。
ただ、ルールが変わったことで、交通系提携カードとの複数枚持ちができるようになり、大量のANAカードを持てるようになったんです。
以上のような条件をクリアしていれば、ANAカードを2枚以上持つことができますよ。
2枚以上持てるANAカードをまとめてみた
ここまで解説した条件をクリアして、複数枚持ちができるANAカードをまとめました。
それが以下の9種類です。
カード名 | カード会社 | 国際ブランド | 補足 | |
---|---|---|---|---|
1 | ANA JCBカード | JCB | JCB | ワイド・ワイドゴールド・プラチナでも可 |
2 | ANA To Me CARD PASMO JCB | JCB | JCB | 交通系提携カード |
3 | ANA VISAカード | 三井住友カード | VISA | ワイド・ワイドゴールド・プラチナでも可 |
4 | ANA VISA Suicaカード | 三井住友カード | VISA | 交通系提携カード |
5 | ANA VISA nimocaカード | 三井住友カード | VISA | 交通系提携カード |
6 | ANAマスターカード | 三井住友カード | Mastercard | ワイド・ワイドゴールドでも可 |
7 | ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード | 三井住友カード | Mastercard | 交通系提携カード |
8 | ANAアメリカン・エキスプレス・カード | アメリカン・エキスプレス | Amex | ゴールドカードでも可 |
9 | ANAダイナースカード | 三井住友トラストクラブ | Diners |
これらのANAカードであれば、同時に複数枚持ちすることができます。
ANAカードを2枚以上持とうか考えているのであれば、まずはこの9枚から組み合わせを考えて申し込むようにしてくださいね。
ANAカードを2枚以上持つことのメリット・デメリット
「じゃあ、ANAカードって、2枚以上持つべきなの?」
「2枚以上のカードを持つデメリットは?」
では、ここからはANAカードを2枚以上持つメリット・デメリットを解説していきます。
具体的なメリット・デメリットは次の通り。
ANAカードを2枚以上持つメリット
- 新規入会キャンペーンで大量のマイルが貯まる
- 毎年、継続ボーナスがもらえる
- カードごとの特典で、さらにマイルが貯めやすくなる
ANAカードを2枚以上持つデメリット
- 保有している枚数だけ年会費がかかる
- マイルへの移行手数料がかかる
- 審査に通りにくくなる
それぞれについて詳しく解説していきますね。
ANAカードを2枚以上持つメリット
まずはANAカードを2枚以上持つメリットについて解説します。
新規入会キャンペーンで大量のマイルが貯まる
ほとんどのANAカードには「新規入会キャンペーン」があります。
新規入会キャンペーンでは、初めてカードを手に入れる方を対象に、入会やカード利用、カード会社のサービス登録などに応じて、ANAマイルやカード会社のポイント(ANAマイルと交換可能)がプレゼントされるんです。
例えば、あなっさんが使っている「ANAアメックス」は、新規入会&カード利用で最大30,000マイルを貯めることができます(2023年2月9日現在)。
そして、ANAカードを複数枚持つと、それぞれのカードで新規入会キャンペーンのマイル&ポイントをもらうことができるんです。
では、具体的にどれくらいのマイルが貯まるのか?
ANAカードでは「新規入会ボーナスマイル」として、入会するだけでANAマイルがプレゼントされます。
例えば、以下の9枚のカードに新規入会した場合だと、、、
カード名 | 入会マイル |
---|---|
ANA JCBカード | 1,000マイル |
ANA To Me CARD PASMO JCB | 1,000マイル |
ANA VISAカード | 1,000マイル |
ANA VISA Suicaカード | 1,000マイル |
ANA VISA nimocaカード | 1,000マイル |
ANAマスターカード | 1,000マイル |
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード | 1,000マイル |
ANAアメリカン・エキスプレス・カード | 1,000マイル |
ANAダイナースカード | 2,000マイル |
合計→ | 10,000マイル |
というように新規入会だけで合計10,000マイルが手に入るんです。
10,000マイルというのは、100円=1マイルが貯まるカードの場合でも、100万円使わなければ貯めることができないマイル数。
しかも、10,000マイルがあれば、それだけで「東京―大阪間」や「大阪―福岡間」の往復航空券(ローシーズン)を手に入れることができます。
もちろん、新規入会キャンペーンの条件を全てクリアすれば、1年で数万マイルを手に入れることも夢ではありません。これだけでも、かなりインパクトが大きいですね!
毎年、継続ボーナスも貯まる
ANAカードは新規入会だけでなく、「継続ボーナスマイル」ももらえます。
継続ボーナスマイルとは、その名の通り、ANAカードを1年以上継続して使うことでもらえるマイルのこと。
ANAカードに入会した翌年から1年に一度、新規入会ボーナスマイルと同じマイル数がプレゼントされるんです。
例えば、ANAカードを5年間使ったとすると、4回の継続ボーナスマイルがプレゼントされるので、計算すると、、、
10,000マイル×4回=40,000マイル
つまり、新規入会マイルとあわせると、合計50,000マイルが貯まることに。
50,000マイルあれば、国内線だとローシーズンの「東京―石垣島間(17,000マイル)」が約3回。
国際線だとローシーズンの「東京(成田)―ロンドン間(45,000マイル)」の往復航空券(エコノミークラス)と交換できるんです。
このようにANAカードを複数枚持つことで、ガツンとマイルを貯めることができ、より特典航空券との交換がしやすくなりますよ。
カードごとの特典で、さらにマイルが貯めやすくなる
ANAカードには様々な特典・サービスが付いています。
当然、ANAカードを2枚以上持った場合、それぞれのカードの特典・サービスを使うことができるため、よりお得なカードライフを楽しむことができるんです。
例えば、ANAアメリカン・エキスプレス・カードを持っていと、国内外30箇所ある空港カードラウンジを無料で使うことができますし、ANA JCBワイドゴールドカードを持っていれば最高1億円の旅行傷害保険が使えます。
そして、ANAカードの種類によっては、より多くのマイルが貯められる特典・サービスもあるんです。
具体的には以下のような特典・サービスがあります。
- ANA To Me CARD PASMO JCB
東京メトロの利用や定期券の購入などで、カード会社のポイントとメトロポイントの2重取りができる(メトロポイントもANAマイルと交換可能) - ANA VISA nimocaカード
西鉄電車や西鉄バス、nimoca加盟店などにおいて、nimocaで支払うとnimocaポイントが貯まる(nimocaポイントもANAマイルと交換可能) - ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード
TOKYU POINT加盟店(東急百貨店や渋谷ヒカリエなど)などでの利用で、カード会社のポイントとTOKYU POINTの2重取りができる(TOKYU POINTもANAマイルと交換可能) - ANAアメリカン・エキスプレス・カード
ポイント移行コース(有料)に登録するとポイントの有効期限を無期限にできる - ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
ポイントの有効期限が無期限 - ANAダイナースカード
ポイントの有効期限が無期限
このように2枚以上のANAカードを持つことで、より多くの場面でカード会社のポイントやANAマイルが貯めることができるようになるんです。
ANAカードを2枚以上持つと、上記のようなメリットを得られることができますよ。
ANAカードを2枚以上持つデメリット
・・・とはいえ、ANAカードを2枚以上持つのはメリットだけではありません。
当然、デメリットもあるんです。。。
そこで次にANAカードを2枚以上持つことのデメリットを解説していきますね。
保有している枚数だけ年会費がかかる
クレジットカードのなかには年会費無料のものも多いですが、ANAカードはほぼ全て年会費がかかります。
そのため、ANAカードを2枚以上持つと、持っている枚数分だけの年会費を支払わなければいけないんです。
具体的に先ほど紹介した9枚の年会費は次の通り。
カード名 | 初年度年会費(税込) | 2年目以降(税込) |
---|---|---|
ANA JCBカード | 0円 | 2,200円 |
ANA To Me CARD PASMO JCB | 0円 | 2,200円 |
ANA VISAカード | 0円 | 2,200円 |
ANA VISA Suicaカード | 0円 | 2,200円 |
ANA VISA nimocaカード | 0円 | 2,200円 |
ANAマスターカード | 0円 | 2,200円 |
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード | 0円 | 2,200円 |
ANAアメリカン・エキスプレス・カード | 0円 | 7,700円 |
ANAダイナースカード | 29,700円 | 29,700円 |
合計→ | 29,700円 | 52,800円 |
このようにANAカード(一般)であれば、初年度年会費無料のものは多いですが、2年目以降は「52,800円(税込)」も支払わなければいけないんです。
もちろん、ANAアメックスやANAダイナースを外せば、年会費はグッと抑えながら、複数枚のANAカードを保有することができます。
また、カードによっては、カード会社のサービスに登録&利用で、年会費を安くする方法もありますけどね・・・(詳しくは後述します)。
それでも毎年数千円〜数万円の年会費を支払うのは結構な痛手ですよね?
このようにANAカードを持てば持つほど、年会費の負担が増えるとを知っておいてくださいね。
マイルへの移行手数料がかかる
2枚以上のANAカードを使う場合、マイルへの「移行手数料」もデメリットになります。
移行手数料とは、ANAカードを使って貯めたカード会社のポイントを、ANAマイルに交換するときに発生する手数料のこと。
例えば、ANA JCBカードの場合、カード利用額1,000円につき、1Oki Dokiポイント(JCBのポイント)が貯まり、これを5 or 10マイルと交換できます。
交換できるマイル数に差があるのは「移行コース」が異なるから。
具体的には次の表を見てください。
コース名 | カードブランド | 移行手数料 | マイル換算率 |
---|---|---|---|
5マイルコース | JCB | 0円 | 100円=0.5マイル |
VISA・Mastercard | |||
10マイルコース | JCB | 5,500円(税込) | 100円=1マイル |
VISA・Mastercard | 6,600円(税込) | ||
ポイント移行コース | AMEX | 6,600円(税込) | 100円=1マイル |
※ANAワイドゴールドカード(JCB・VISA・Mastercard)、ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード・ANAダイナースカードは移行手数料は無料です。
このようにカード会社ごとで選べる移行コースは異なり、10マイルコースを選ぶと移行手数料がかかります(アメックスの場合は必ず移行手数料がかかります)。
そして、ANAカードを複数枚持った場合、それぞれのカードで貯めたポイントを10マイルコースで交換すると、カードごとに移行手数料がかかるんです。
なお、ANAマイルを貯めるときには10マイルコースを選ぶのが鉄則。
5マイルコースを選ぶと、移行手数料は0円ですが、全然マイルを貯めることができず、特典航空券と交換するのに、めちゃくちゃ時間がかかってしまいますからね。
では、先ほど紹介した9枚のANAカードでポイントを貯めて、ANAマイルと交換した場合、どれくらいの移行手数料がかかるのか?
具体的には次の表を見てください。
カード名 | 移行手数料(税込) |
---|---|
ANA JCBカード | 5,500円 |
ANA To Me CARD PASMO JCB | 5,500円 |
ANA VISAカード | 6,600円 |
ANA VISA Suicaカード | 6,600円 |
ANA VISA nimocaカード | 6,600円 |
ANAマスターカード | 6,600円 |
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード | 6,600円 |
ANAアメリカン・エキスプレス・カード | 6,600円 |
ANAダイナースカード | - |
合計→ | 50,600円(税込) |
9枚のANAカードで貯めたポイントをANAマイルに交換するだけで50,600円(税込)の移行手数料がかかってしまいます。。。
もちろん、マイルに交換するときにだけ移行手数料を支払えば良いので、毎年発生するものではありません。
また、9枚全部でカード払いをして、ポイントを貯めるわけではなく、なかにはポイントを貯めないカードもあるので、その分の移行手数料もかかりません。
・・・とはいえ、何枚かはカード払いをして、ポイントを貯めていくはずなので、ある程度の移行手数料がかかってしまうんです。
審査に通りにくくなる
ANAカードをはじめ、クレジットカードに申し込むときには審査があります。
基本的には年齢制限をクリアし、安定した収入があれば、審査には通りますが・・・複数枚のカードを持とうとすると、審査に通りにくくなるので要注意。
というのも、クレジットカードを複数枚持つと、カード払いできる金額が増えてしまうため、年収以上のお金が使えてしまいます。
そのため、カード会社は何枚もクレジットカードを持とうとする人に対して「本当にお金を支払う能力があるのか?」というチェックを、どんどん厳しくしていくんです。
「でも、別のカード会社に申し込んだら、審査を受けたことがバレないんじゃないの?」と思いますよね。
実はクレジットカードの申込み・解約や、キャッシングの利用・返済などの情報は「信用情報機関」という団体で管理されており、カード会社をはじめとした金融機関は情報を共有しあっているんです。
そのため、別のカード会社に申し込みをしても、現時点で何枚カードを持っているかは、すぐにバレます。
また、複数枚のANAカードを手に入れるときには、申し込むタイミングも大事。
というのも、短期間に何枚もカード申し込みをすると、カード会社は「この人はお金に困っているから、焦ってカード申し込みをしているのでは?」と判断して、審査に落とす傾向があるんです。
これを金融業界では「申し込みブラック」と呼びます。
あとは、新規入会キャンペーン狙いで、短期間に入会&解約を繰り返しても、「悪質な利用者」と判断されてしまい、審査に落ちてしまうので要注意。
当然、審査に通らなくなると、ANAカード以外のカードの審査にも落ちやすくなるため、影響は少なくありませんよ。
ANAカードを2枚以上持つときには、メリットだけでなく、これらのデメリットがあることも知っておいてくださいね。
ANAカードを複数枚持つときに年会費を安く抑える方法
「やっぱり、ANAカードを2枚以上持つと年会費がなぁ〜」
「もう少し年会費が安ければ、手が出しやすいのに・・・」
先ほどANAカードを2枚以上持つデメリットに「年会費がかかる」ということを挙げました。
実は・・・カード発行会社によっては年会費をグッと下げる方法があるんです。
具体的には次の通り。
三井住友カードの場合
三井住友カードでは「WEB明細書サービス」や「マイ・ペイすリボ(リボ払い)」の登録&利用をすると、翌年の年会費が割引されます。
1.カードご利用代金WEB明細書サービスの利用
カードの種類 | (税込)年会費 |
---|---|
一般カード | 2,200円→1,650円(550円引き) |
ワイドカード | 7,975円→7,425円(550円引き) |
ワイドゴールドカード | 15,400円(税込)→14,300円(1,100円引き) |
ANA VISASuicaカード | 2,200円→1,650円(550円引き) |
ANA TOKYUPOINT ClubQ PASMOマスターカード | 2,200円→1,650円(550円引き) |
ANA VISA nimocaカード | 2,200円→1,650円(550円引き) |
2.マイ・ペイすリボ(リボ払い)への申し込み&ご利用
カードの種類 | 年会費(税込) |
---|---|
一般カード | 2,200円→1,127円(1,073円引き) |
ワイドカード | 7,975円→6,902円(1,073円引き) |
ワイドゴールドカード | 15,400円(税込)→11,550円(3,850円引き) |
ANA VISA Suicaカード | 2,200円→826円(1,374円引き) |
ANA TOKYU POINTClubQ PASMOマスターカード | 2,200円→826円(1,374円引き) |
ANA VISA nimocaカード | 2,200円→826円(1,374円引き) |
3.上記2つのサービスの併用
カードの種類 | (税込)年会費 |
---|---|
ワイドゴールドカード | 15,400円(税込)→10,450円(4,950円引き) |
JCBカードの場合
JCBカードでは「スマリボ (リボ払い)」を年1回以上利用すると、年会費の一部がキャッシュバックされます。
カード名 | 年会費(税込) | キャッシュバック額 |
---|---|---|
一般カード | 2,200円→825円 | 1,375円 |
ANA To Me CARD PASMO JCB | 2,200円→825円 | 1,375円 |
ワイドカード | 7,975円→6,600円 | 1,375円 |
ワイドゴールドカード | 15,400円(税込)→10,400円+税 | 5,000円 |
このように三井住友カードやJCBから発行されているANAカードであれば、リボ払いのサービスを使うことで、年会費を安く抑えることができるんです。
「よし!じゃあ、複数枚のカードでリボ払いをして、年会費を安くしよう♪」と思った方、ちょっと待ってください。
実は、リボ払いのサービス(マイ・ペイすリボやスマリボ)を使うときには、手数料(利息)が発生するんです。
※注:リボ払いとは、カード支払額や支払い回数に関係なく、毎月一定額+手数料(利息)を返済する支払い方法のこと。
このリボ払いの手数料次第では、割引かれた年会費よりも高いお金を支払うことになります。。。これが大きな落とし穴!
例えば、ANA VISAカード(一般)でマイ・ペイすリボを使った場合、前月の支払残高に応じて、15.0%の手数料がかかってきます。
仮に、6月15日に10万円のカード払いをして、毎月26日に3万円ずつ返済(リボ払い)をした場合だと、
支払日 | 支払残高 | 返済額 | 手数料 | 返済額合計 |
---|---|---|---|---|
7/26 | 100,000円 | 30,000円 | 0円 | 30,000円 |
8/26 | 70,000円 | 30,000円 | 144円 | 30,144円 |
9/26 | 40,000円 | 30,000円 | 830円 | 30,830円 |
10/26 | 10,000円 | 10,000円 | 444円 | 10,444円 |
合計→ | 100,000円 | 1,418円 | 101,418円 |
このように手数料として1,418円を支払わなければならず、割引かれた年会費(975円)よりも高くなってしまうんです。。。
もちろん、手数料はカード払いした金額や、毎月いくらずつ返済していくかで大きく変わってきます。
先ほど紹介した例でも、返済額が50,000円であれば、手数料は103円です。
このように毎月の返済額を高く設定していれば、手数料(利息)で損をすることはありません。
ただし、今度は、お金がないタイミングで返済額を少ないしたいときには、いちいち返済額の設定を変更しなければいけないというデメリットが。。。(涙)
また、JCBの「スマリボ」は、毎月の返済額を自分で決めることができず、カード支払額(残高)に応じて、返済額が決まります。
そのため、カード利用額が5,000円以上になると、確実に手数料が発生してしまうんです・・・
JCBの「スマリボ」を使って年会費を下げたいのであれば、そのANAカードの支払額は5,000円以内に抑えなければいけません・・・つまり、カードとしてはほぼ使わないことが条件になります。
また、三井住友カードの「マイ・ペイすリボ」を使うときは、手数料が年会費の割引額以上にならないように、毎月の返済額に気をつけるようにしてくださいね。
ANAカードを2枚以上持つときにはマイル口座の統合をしよう
「カードごとに貯めたマイルって1つにできるの?」
「マイルを1つにまとめるのに必要な手続きは?」
2枚以上のANAカードを持ったときに、必ずやらなければいけないのが「マイル口座の統合」です。
そもそも、ANAカードではカードごとにマイル口座(お客様番号)が発行されるため、普通に使っているとカードごとにマイルが貯まってしまいます。
※お客様番号はカードを今持っているカードを見ればわかります↓↓↓
ただ、実際に使うときには、全てのカードで貯めたマイルを1つにまとめて使いたいですよね?
このようなときに「マイル口座の統合」を行うことで、どのANAカードでマイルを貯めても、ポイントをマイルに交換しても、1つに集約できるんです。
具体的なマイル口座の統合方法は次の2つ。
- カード申し込み時に「お客様番号」を入力する
- カード発行後にまとめて統合手続きをする
それぞれを簡単に解説します。
カード申し込み時に「お客様番号」を入力する
すでにANAカードを1枚持っている場合は、2枚目以降のカードに申し込みをするときに「お客様番号」を登録してください。たったこれだけ(笑)
例えば、ANA JCBカードであれば、申し込み画面に以下の項目があります。
ここにお客様番号を登録すれば、新たにカードが発行されるときに、既存のお客様番号が登録されて発行してもらうことができますよ。
カード発行後にまとめて統合手続きをする
「まだANAカードを1枚も持ってなくて、複数のANAカードに申し込んじゃった。。。」「お客様番号を入力せずに申し込んでしまった・・・」という場合でも大丈夫です。
そのような場合は、ANAの公式ホームページかアプリから、マイル口座の統合手続きをすることもできます。
なお、一度に登録できるマイル口座(お客様番号)は3枚までですので、4枚以上のカードを持っている場合は、何度かに分けて登録をしてくださいね。
マイル口座(お客様番号)の統合ができていないと、それぞれのカードでマイルが貯まってしまうので、超不便です。
そのため、2枚以上のANAカードを持つときには、最優先で手続きをしてくださいね!
管理人は最大でも2〜3枚もちまでにしておくことをオススメします
最後に、あなっさんが「2枚以上のANAカードを持つべきか?」について、持論を書いておきます。
あなっさんとしては、多くても2〜3枚持ちまでにするのがオススメです。
もちろん、複数のANAカードを持つことで、新規入会や継続ボーナスマイルを貯めることができ、一気に特典航空券を手に入れやすくはなります。
また、年会費や移行手数料もかかってしまいますが、新規入会や継続ボーナスマイルで貯められる量を考えると、コスパとしてはお得だとも感じています。
ただ、個人的にはマイルを貯めるためにお金(年会費)を払うのが、あなっさんの考え方としては、ちょっとズレているんです。
というのも、あなっさんは毎日生活をしていくときに支払ったお金で、コツコツとマイルを貯めていき、最終的に特典航空券と交換できることに魅力を感じています。
そのため、マイルを貯めるために年会費を支払うのは、個人的にはルール違反(いや、決して社会的に間違いを犯しているわけではないですよ)。
効率的にマイルを貯めるようとして、たくさんのお金(年会費)を支払うのであれば、最初からマイルを貯めずに、節約をして航空券を買ってしまった方が良いな、と。
まぁ、それでも2〜3枚であれば、ANAカードを使えるお店も増えて、ポイント(=マイル)を貯めやすくなりますし、カードに付いている特典・サービスも活かせるので良いかなと考えています。
逆にそれ以上だと、カードの管理も大変になりますし、家に使わないカードを置きっぱなしにしておくのも、個人的にはセキュリティ的になんか不安になるので、オススメしたくないな〜という感じです。
あくまでも個人的な意見ですので「私は9枚持つ!」という方に対しても、悪いことだと反論する気持ちは全くありません。
「ANAマイルをどのように貯めたいのか?」というあなたなりのルールを決めて、ANAマイルを貯めるゲームを楽しんでいってくださいね!
まとめ
このページではANAカードを2枚以上持つことについて解説をしてきました。いかがでしたか?
お伝えした大事なポイントをまとめると、、、
- ANAカードは最大9枚持つことができる
- ただし、同時に保有できるカードには条件があるので要注意
- 複数のANAカードを持てば、新規入会や継続ボーナスマイルがガッツリ貯まる
- 年会費や移行手数料のコストには要注意
- リボ払いのサービス利用で年会費を安くできるANAカードもあるが、リボ払いの手数料(利息)で損をしないように
- 2枚以上のANAカードを保有するときには、マイル口座の統合を必ずしよう
- あなっさんとしては2〜3枚ほどがオススメ
これらの内容を知っておけばOKです。
繰り返しになりますが、ANAカードは2枚以上持つことができますが、最終的に何枚持つかは個人的に判断をしてください。
あくまでも、「どのようなスタンスでANAマイルを貯めていきたいか?」ということが大切。
自分なりにANAマイルを貯めるルールを作り、楽しみながらANAマイルを貯めていくゲームを進めていってくださいね!
ANAマイルを貯めて、タダで航空券を手に入れたいなら、ANAカードがオススメ!