漢方スタイルクラブカード詳細情報

他サイトでの評価は高いが、実際にはとてもリスクが高いカード
漢方スタイルクラブカードのポイント換算率は非常に優れています。2,000円=7ポイント=21マイルに交換することができ、ANAカードよりも高い還元率(1.05%)の設定です。ただし、ポイントは2,000円単位でしか交換されないのが大きなネック。1円でも2,000円に満たなかったら、ポイントにならずに無駄になります。他のホームページでは「最高の換算率!」と持ち上げていますが、理論上ではそうであっても実際に使うと結局はANAカードよりも低い換算率であるのは間違いありません。(他サイトではこの部分は情報を伏せているサイトが多いんです、、、苦笑)
初年度年会費 | 年会費 | マイル換算率 | ポイント有効期限 |
---|---|---|---|
無料 | 1,500円+消費税 | 100円=1.05マイル | 2年間 |
入会ボーナス | フライトマイル | 継続マイル | Edy機能 |
× | × | × | × |
あなっさんの評価~他のサイトでは評価が高いが・・・~
名前は若干怪しいですが、日本最大の漢方薬局である薬日本堂が
MUFGグループのジャックスと提携して作られた信頼できるカード。
なんとポイントのANAマイルへの換算率は1.05%!
これは理論上、ANAカードも上回っています。
具体的には、ポイントは2,000円=7~9ポイントで貯まり、
300ポイント=900マイルとして交換が可能。
ANA JCBカードカードと比較をしてみると、
ANA JCBカード(100円=1ポイント=1マイル)
2,000円=20ポイント=20マイルに対して、
漢方スタイルクラブカードは
2,000円=7ポイント=21マイルで交換できます。
わずか1マイルの差かもしれませんが、ANAマイルを貯める上で、
ANAカードを超えるカードは極々僅か。
さらに、
- 年会費は1,650円(税込)別と格安!
- ポイントからマイルへの移行手数料は無料!
という破格のサービス内容ということで、
陸マイラーにとっては「最強のカード」と他のサイトでは言われています。
ポイント還元率も他のクレジットカードを圧倒している!
漢方スタイルカードの魅力はマイルへの換算率の高さだけではありません。
実は貯めたポイントはJデポとして「1ポイント=5円」で交換可能。
Jデポというのは「ジャックス」が展開しているサービスで、
カード利用額からJデポ分を差し引くことができます。
(他社ではキャッシュバックなどと言うことも多いですね)
例えば、1,000Jデポがあれば、カード利用額から1,000円が値引きされるということ。
漢方スタイルカードでは
「2,000円=7ポイント=35円(還元率1.75%!!!)」
という一般のクレジットカードの3倍以上となる
驚異の還元率のポイントプログラムになっています。
さらに!
毎年2月から翌年1月までに獲得した合計ポイント数に応じて、
ボーナスポイントもプレゼント。
年間の獲得ポイント数 | カード利用額の目安 | プレゼントされるボーナスポイント |
---|---|---|
2,000~3,499ポイント獲得 | 年間約580,000円 | 250ポイントボーナス |
3,500以上のポイント獲得 | 年間約1,000,000円 | 500ポイントボーナス |
もちろん、これらもポイントもANAマイルやJデポに交換することがでます。
・・・とはいえ、あなっさんはこのカードをオススメしません!
では、何が何でもこのカードを選ぶべきか?というと、
あなっさんはそう思っていません。
あなっさんは、以下の4つの大きなデメリットは
決して無視することができないからです。
2,000円単位でしかポイントに換えられない←超重要!!!
毎月の締め日のタイミングでカード利用額に応じて
ポイントが貯まるのですが、2,000円単位でしかポイントにならない。
ANAカードなどは100円=1ポイントになるのですが。。。
わかりやすく比較すると、
カード利用額 | カード種類 | 貯まるポイント(マイル)数 |
---|---|---|
9,999円の場合 | 漢方スタイルクラブカード | 9,999円=28ポイント=54マイル |
ANA JCBカード | 9,999円=99ポイント=99マイル(←45マイル多い) | |
10,000円の場合 | 漢方スタイルクラブカード | 10,000円=35ポイント=105マイル(←5マイル少ない) |
ANA JCBカード | 10,000円=100ポイント=100マイル |
というようにたった1円違うだけで、貯まるポイント(マイル)が全然違い、
漢方スタイルクラブカードは大損をすることになるのです。
実際にカードの利用額を考えてみてください。常に2,000円単位で買い物はしてませんよね?
理論上では1.05%というマイル換算率はANAカードよりもマイルを貯まりやすい!
と言われていますが・・・
実際にはカード利用額がそのままポイントにならないため、
ポイント・マイルを無駄にしてしまう可能性の方がはるかに高いのです。
(このカードをオススメしている他のホームページは、この件について
触れていないところが多いです。結構大きな損失だとあなっさんは思います。)
入会&継続マイル、フライトボーナスが付かない
ANAマイルを貯めるときには、ANAカードで手に入る
入会・継続マイルや、フライトボーナスというのは大きいです。
例えば、入会マイルの1,000マイルを普通にカード利用で貯める場合、
「1,000マイル=約333マイル=約95,142円」のカード利用が必要となります。
さらに毎年継続マイルとして1,000マイルがプレゼントされるため、
ANAカードであれば、毎年95,142円も得することになるということ。
年会費が安かったり、移行手数料が無料だったとしても、
この金額のことを考えると、さほど大きなメリットとは言えない気がします。
また、フライトボーナスも10~25%付くことを考えると、少しでも飛行機に乗る人に
とっては、ANAカードの方が確実にマイルを貯めやすいお得なカードと言えます。
旅行に関するオプションサービスがない
例えば、あなっさんの持っているANAアメリカン・エキスプレス・カードでは、
空港ラウンジの無料利用や、旅行傷害保険などのサービスが付いています。
一方で漢方スタイルクラブカードは旅行傷害保険はあるものの、
空港ラウンジの無料利用など、その他のオプションサービスはほぼ付いていません。
年会費が安いのでしょうがないかもしれませんが、
こうしたサービス内容の面では劣っていると言わざるを得ませんね。
nanacoでのポイント付与率が改悪となった
最近になって衝撃的なことがありました。
実はこれまで漢方スタイルクラブカードではnanacoのチャージでも
「2,000円=7ポイント」としてポイントが貯めることができました。
しかし!2015年6月1日よりnanacoのクレジットチャージでのポイントは
「2,000円=1ポイント」としてしかポイントが貯まらなくなりました・・・
このルールの改悪は衝撃的で、nanacoのチャージで大量のポイントを貯めることを
目的としていた多くの人はカードの解約を考えたことでしょう。
せっかくの素晴らしいサービスであったのに、非常に残念です。。。
これら4つのデメリットは、かなり大きなインパクトがあります。
正直、この部分を除けば素晴らしいカードだとは思いますが、
マイルを貯めるうえでは非常に大きなデメリットであるとあなっさんは考えます。
結論、、、あなっさんはANAカードをオススメします!
最終的な結論として、あなっさんはANAカードをオススメします。
いや、ポイントプログラムの魅力は素晴らしいです。
安い年会費でここまでのプログラムは他にはありません。
コスト面だけを重視するのであれば、
漢方スタイルクラブカードを選ぶのは悪くないです。
ただ、2,000円単位でしかポイントを貯められず、切り捨てでポイントの大損をする
可能性が高いことや、ボーナスマイルなどのことを客観的に考えると、マイルを貯める人に
とってはANAカードを選んだ方が良いと思います。
還元率を計算した理論上では“最強”なのは間違いありませんが、
実際に使ってみるとそうでもないことは一目瞭然。
であれば、コツコツながらも着実に貯めることができ、毎年ドカン!とボーナスマイルも
手に入れられるANAカードを選ぶ方が、確実に賢い選択だと思います!
漢方スタイルクラブカード詳細情報
年会費 | 1,500円+消費税 | |
---|---|---|
初年度年会費 | 無料 | |
家族年会費 | 400円+消費税 | |
カードブランド | JCB・VISA | |
入会資格 | - | |
入会ボーナスマイル | × | |
フライトマイル | × | |
継続マイル | × | |
マイル換算率 | 2,000円=7ポイント=21マイル | |
マイル移行手数料 | 無料 | |
ポイント移行単位 | 300ポイント以上、300ポイント単位 | |
移行上限/年間 | 無制限 | |
ポイント有効期限 | 無制限 | |
旅行傷害保険 | 海外 | 最高2,000万円 |
国内 | 最高1,000万円 | |
ショッピングプロテクション | - | |
ETCカード機能 | × | |
Edy機能 | × | |
Edyチャージによるマイル換算 | × | |
ショッピング機能 | - | |
支払い方法 | 1回払い/2回払い/ボーナス一括払い/リボ払い/分割払い | |
空港ラウンジ | × | |
その他オプション | ・初年度年会費無料 ・ネットあんしんサービス ・旅行傷害保険(海外:最高2,000万円/国内:最高1,000万円) ・カード盗難保険 |